すっかり様変わりした塾の実態
私が小中学生だったのは30年以上前ですが、その頃塾と言えばそろばんや習字、学習塾といったところがせいぜいでした。ところが時代が変わり、ありとあらゆる項目が塾の教習対象になっているようです。
勉強の科目は言うに及ばず、体育での走り方だとか、絵の描き方まで教える塾が出てきているようです。それが悪い事とは思いません。いろんな事を学べる場が増えるのは、よいことだと思います。しかしそこで教えている内容を聞くと、疑問符のつく事柄も少なくありません。
例えば、芸大に受かりやすい絵の描き方とか、音大に受かりやすい楽器の選び方とか、そういうのは本人の嗜好によって決めるものだろうと思う事柄まで介入し、教わる方もそれを良しとしてしまうのは何か違うような気がしてしまうのです。 塾には塾のなすべき事が別にあるのではないでしょうか。