古本屋は私の住んでいる街にもありますが、〇〇古書店と看板を掲げている店舗は神田あたりに多いように見受けられます。両者の違いはどこにあるのか、ふと思う時があります。それは古本と古書の違いということになるようです。
古本と聞くと、なんとなく貧乏臭さが漂ってきます。古書と聞くと歴史的な価値のある本でかつ値段も高いと想像します。和綴じの本は古書の部類に入るかと思うのですが、ついている値段はピンキリです。ですから、歴史的な価値があり版数も少なくかつ歴史上に名を残した人物が著述した書籍が古書となるのかとわたしは思っていますが、さて、その判断はどなたがするのでしょうか。疑問ですね。
元に戻って古本ですが、今、わたしが購入したばかりの本、読まずに本の買取に出すと悲しいことに古本扱いの値段になりました。帯付きで綺麗であっても購入価格の3分の1、なんてこともありました。一度でも人の手に渡った書籍は古本になってしまうんだよ、と古本屋のおじさんが説明してくれました。
古本も古書も読まれなければその価値はわかりません。安く購入した古本だからといって、積読していてはいけないと反省しています。