「シナリオか。随分書いたが、情報局ではねられて許可にならなかったから、金はくれないんだ。余り催促すると、汚ないと思われるから黙っていたがね」「しかし、汚ないという評判だぜ。目下の者におごらせたりしたのじゃないかな」「えっ」 解せぬという顔だったが、やがて、あ、そうかと想い出して、「――いや、その積りはなかったんだが、はいってた筈の財布にうっかりはいっていなかったりはいっていても、雑誌社から来た為替だけだったりしてね、つい、立て替えさせてしまったんだね。――そうか、そんな風に思われているのか」 不思議そうな顔をしていた。「へんな老婆心を出すようだが、料理屋なら話して為替で払えばいいじゃないか」「そうも思ったんだが、実はその為替期間が切れて無効になってるんだよ」「無効になるまで、放って置いたのか」「忙しいから、つい……」 そういいわけをしていたが、だんだん聴いてみて、私は驚いた。
デリヘル スタジオ - 網誌 ? yam天空部落